「何するがよ」「当たり前やにかよ」……。こんな富山弁を使ったアニメが4月10日から、CS放送の音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」で放映される。制作したのは、魚津市の宮坂和秀さん(39)と弟の豊至さん(36)。富山弁を使うのは、「自分たちが標準語が話せないから」と言い、放送を前に「多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。
放映されるアニメは、音楽コンテストで優勝を目指すアマチュアバンドを描いた「グレートハント」というコメディー。
主人公はボーカルのトールとギターを担当するヒロシという2人で、ほかのバンドメンバーを集めようと苦心する物語だ。主人公2人が話す軽快な富山弁がおかしみを誘う。同チャンネルの番組「SPACE SHOWER MUSIC UPDATE」(毎週木曜日の午後5〜7時)内で毎週5分間放映される。
宮坂さんらは「ザ・ビリッチ」という名で活動し、同市内でアニメやホームページの制作を手がけている。2人でパソコンを使い、作品の脚本やアニメーション、動画や背景に流れる音楽を制作する。
弟で会社員の忠利さん(35)もユニットに入り、キャラクターのアイデアを出すなどしている。アニメの登場人物の声の吹き込みも自分たちや友人で行う。
2人は「自分たちのアニメを見て、笑ってくれることが一番うれしい。今後は世界に通用するようなアニメを魚津から発信したい」と話した。
同チャンネルを視聴するには、ケーブルテレビやインターネット上の映像配信サービスなどに加入する必要がある。
(2008年4月1日 読売新聞)
